WordPress で記事を書いていると、たまにボツネタを「ゴミ箱」送りにすることがありますよね。
くま五郎
リョウ
「ゴミ箱」の使い方は人によって違うと思いますけど、いったんボツネタにしたものを復元したくなった場合は、「ゴミ箱」から「復元」することも可能です。
ただし、30 日以上経ってしまうと出来る場合もあるけどほぼ無理。
ということで、「ゴミ箱」にある記事の削除期限を変更する方法を紹介しましょう。
もくじ
「ゴミ箱」の削除期限を変更する方法
「ゴミ箱」の削除期限を変更するには、FTP を触る必要があります。というのも、該当するプラグインがありません。
ですが、そんなに難しくないので初心者でも対応は可能です。
リョウ
「ゴミ箱」の削除期限を変更する
「ゴミ箱」の削除期限を変更するには、以下を「wp-config.php」に記述してください。
define('EMPTY_TRASH_DAYS', 7);
上記では、7日に期限を変更するコードの例になります。もし 90 日に変更したい場合には、define(‘EMPTY_TRASH_DAYS’, 90); としてあげれば大丈夫です。
「ゴミ箱」から即削除とする
逆に期限なんて設けずにゴミ箱自体の存在を使わないという人は、以下を「wp-config.php」に記述してください。
define('EMPTY_TRASH_DAYS', 0);
つまり、期限を 0 にすることで「ゴミ箱」に全く残らないようにします。
すると投稿画面や投稿一覧にも変化があって、「ゴミ箱」という文字がなくなり「完全に削除する」という文言に変わります。

「ゴミ箱」にずっと残るようにする
自分が削除をしない限りずっと「ゴミ箱」に残ったままにするには、以下を「functions.php」に記述してください。
function wpb_remove_schedule_delete() {
remove_action( 'wp_scheduled_delete', 'wp_scheduled_delete' );
}
add_action( 'init', 'wpb_remove_schedule_delete' );
すると、自分で「ゴミ箱」の一覧から「完全に削除する」を押さない限りは消えなくなります。
「ゴミ箱」に関するプラグイン
冒頭でも言いましたが、「ゴミ箱」の削除期限を変更できるようなプラグインはないんですよね。ただ、作業を少しだけ簡単にしてくれるプラグインはあります。
ゴミ箱を簡単に空にできるプラグイン
「ゴミ箱」の一覧を開いて、一括操作で「完全に削除する」をすればできることなんですが、普段の投稿一覧の上に「ゴミ箱を空にする」というボタンを表示させることができるプラグインがあります。
そのプラグインは、「Quick Empty Trash」。

特に設定もなく、プラグインを有効にすると自動的に「ゴミ箱を空にする」というボタンが表示されます。

FTP を触るのは怖いけどゴミ箱を綺麗にしておきたいという人は、Quick Empty Trash を利用してみるのもアリでしょう。
簡単に完全削除できるプラグイン
これも必要かと言われると微妙なのですが、「ゴミ箱」へ移動させるのではなく一発で「削除」させることができるプラグインがあります。
そのプラグインは、「Force Delete Posts」。

プラグインを有効にすると、投稿一覧の記事ごとに「 」が表示されます。ゴミ箱へ送るというものではなく、完全に削除したい時には をクリックするとすぐに削除されます。

「ゴミ箱」と「削除」を分けて使いたい人は、Force Delete Posts を利用しても良いかもしれません。
さいごに
完全に削除されたくなかったら、ひとまずは「下書き」にでもしておけば良いって話ですけどね。もしくは、テキストだけでも Evernote とかに残しておくとか。
一番確実なのが、MySQL のデータ自体を取っておくと安心ですかね。
「ゴミ箱」の使い方は人ぞれぞれなので、削除期限を変えたい時には上記の方法で設定してみてください。