アドセンスでは一般的に NG な行為として有名だった「追尾広告」での表示だったのですが、Google から公式で誰でも利用が可能になったことが発表されました。
ということで、アドセンスの追尾広告について変更があったポリシーについて解説していきましょう。
アドセンスの追尾広告について
この記事(2019年11月27日に作成)を投稿する前日までは基本的にダメだったアドセンスの追尾広告なんですが、この日の Google AdSense チームが配信した動画より全員が OK になったことがアナウンスされました。
追尾広告の導入についてのアップデート
- 一定の収益を得ているアカウント
- Google によって承認されたアカウント
今回からの追尾広告導入の条件:
- アドセンスを利用している全てのアカウント
- Google からの承認・問い合わせは不要
ということで結論から言うと、みんな「追尾広告」に貼り付けましょう!!!
そもそも、「追尾広告」とは?
アドセンスを始めたばかりの人だと、「追尾広告って何?」という人もいるかと思います。
説明するより、ビジュアル的に見た方が早いですかね。
このように、ページが長い場合にサイドバーの上部にくっ付いたような状態で表示され続ける広告枠の部分のことを「追尾広告」と呼びます。
ページをスクロールしても、「追尾 = 追ってくる」状態になることからそう呼ばれています。
英語では、「Sticky(ベタベタする、くっつく)Ads」と呼んでいます。
追尾広告を利用するメリット
以前からアドセンスを追尾広告に表示させたかったというブロガーの人は山ほどいると思いますが、どういったメリットが追尾広告にはあるか解説しておきましょう。
追尾広告のメリット
- 長い時間、広告をユーザーに見せることができる
- サイドバーの余白を有効活用できる
長い時間、広告をユーザーに見せることができる
追尾広告の特徴として、通常の広告とは違って長い間ユーザーに広告を見せることができるようになります。
PC の場合であれば、サイドバーに配置することができますし、スマホの場合には画面の下部にアンカー形式で表示させることができるようになります。
データとしても素晴らしくて、追尾広告を利用したところ CTR(クリック率)が 2倍になった事例もあるのだそうです。
サイドバーの余白を有効活用できる
細かい情報を書けば書くほど、PC ページに関してはサイドバー部分に余白が出来てしまいますよね。
追尾広告を配置することで常に広告が表示されることになるので、サイドバーの余白を有効活用できるわけです。
アドセンスを追尾広告にする時の注意点
誰でもアドセンスを追尾広告として配置できるようになったわけですが、なんでもアリってわけではないです。
注意点もいくつかあるので、気をつけて表示されるようにしましょう。
アドセンスを追尾広告にする時の注意点
- 広告がコンテンツに被ったり、配置位置が近すぎるのは NG。
- 掲載位置は、縦のスクロールのみ OK。
- 原則として、余白部分のみで表示させること。
- ユーザーのスクール以外の動作で広告を非表示する実装は NG。
- 第三者パーティの広告と一緒に追尾されるようにするのは NG。
- 追尾される時に、断続的に表示されるようにするのは NG。
- 追尾広告の表示は、1ページにつき1枠まで。
- モバイルサイトに導入する時には、アンカー広告の形式でのみ OK。
要するに、1ページに1つだけ表示されるようにして、アドセンスの広告だけがサイドバーの最後に表示されるようにしていれば問題ないって感じですね。
さいごに
アドセンスを追尾広告として表示させる方法は、CSS を追加したりプラグインを使ったりと方法はたくさんあります。
このブログでベースに使っているテーマ「Sango」では標準で追尾広告を配置できるようになっているので、そういったテーマを利用するのも1つの手だと思います。
アドセンスを追尾広告に表示させると収益の増加を見込めるはずなので、この記事を読んだら早速作業に取り掛かりましょう!