左利きの人って、一般的には「天才が多い」「ちょっとカッコいい」「器用そうに見える」っていうイメージが強いそうです。
[say name="" img="https://bryog.com/wp-content/uploads/vodman1.jpg" ]右利きの人からすると、「左利き」ってちょっと憧れみたいなのあるな〜。[/say]
[say]僕は典型的な「右利き」だけど、「左利き」にする方法があるらしいよ。[/say]
ということで、「右利きとして生まれたあなたが左利きに生まれ変わる最短の方法とわずかな心得」という本を見つけたので、それを元に左利きにする方法を紹介したいと思います。
左利きの基礎知識
「左利き」の人って、日本にはどのくらいの割合でいると思います?
実は、日本国内においては 11% の人が「左利き」なのだそうです。
【参照元】https://kirari-media.net/posts/2388
10人に1人くらいが左利きなのかと思えばそういう感じもしますが、いまいちピンとこない感じもしますよね
日本の人口(2020 年 2 月時点)で計算してみると、左利きの人は約 1386 万人ということになるので、割といるような気もしてきます。
では世界ではどうなのかというと、10% ほどが「左利き」なのだとか。
世界的に考えると、日本はやや「左利き」人口が多い国になるのかもしれませんね。
ただ、この統計は「右利き」「左利き」「両利き」での選択が含まれていて、「両利き」の割合がアメリカやイタリアでは 30% にもなったそうです。
そう考えると、日常的に左手も使う人はそこそこ多そうですよね。
宗教やマナーからみる左利き
日本における古来からある武道やマナーも、「右利き」を基本としたものが多いですよね。
私は剣道を学生時代にやっていましたが、やはり「右利き」としての武道でした。
食事に関しても、マナーとして左右がハッキリしていることが多いのも確かですよね。
日本ではあまり馴染みがなかったりもしますが、海外においては宗教上の理由から「左手」を使うことを良しとしないこともあるんです。
例えば、有名なところで言えばインドで信仰されているヒンズー教では、「右手」でご飯を食べて「左手」で排泄物を処理するため、「左手」は不浄とされています。
イスラム教でも同じく「左手」は不浄とされているので、重い刑罰の場合には「右手」を切り落として一生「左手(不浄の手)」で過ごさせるということもあるようです。
あと、キリスト教も「左手」は「悪魔が宿る手」として「左利き」を良しとしていません。
実はキリスト教が絡む絵に描かれている悪魔は、ほとんどが「左利き」なのだそうです。
左利きの有名人
宗教などはしょうがないですけど、「左利き」には天才的な人が多いというのは昔から言われていること。
実際に、どんな有名人が「左利き」なのか見てみましょう。
左利きの天才的な有名人
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- レオナルド・ダビィンチ
- モーツァルト
- ミケランジェロ
- アインシュタイン
- ダーウィン
- ニュートン
- エジソン
- ゲーテ
- トルストイ
- ピカソ
- ベートーベン
- チャップリン
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「左利き」の人口を考えたら、天才的な人が集まりすぎですよね。
この面々を見ただけでも、やはり「左利き」というより「左手」を使うことは「脳」にとって良い働きをしていることに間違いはないでしょう。
左利きにする最短の方法
本によると、「左利き」になるには 5 つのステップに分けて、かつ60 日間かけて矯正していくカリキュラムになっています。
「左利き」になるための 5 つのステップ
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- 第一関節を曲げられるようにする
左手の第一関節を曲げられるようにするのが、まずはステップ1。なにげに、最初から難しいです。 - 左手で歯を磨けるようにする
割と難易度は低いのですが、難しい場合には歯ブラシを2本使うと効果的です。 - 左手でマウスを操作できるようにする
マウスを左手で使おうなんて思いませんからね。ゲームをすると、効果的です。 - 左手で箸を使えるようにする
ステップ4で急に難易度が高くなりますが、箸を正しく持つ練習にもなります。 - 左手で文字を書けるようにする
やはり、左手で文字が書けるようになるのが「左利き」にするための目標ですよね。
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STEP.1 は初日の1日だけ行い、STEP 2 以降は習得してもそのまま継続する形になります。
つまり、STEP 5 を始める頃には「歯磨き」「マウス操作」「食事」「文字」は毎日左手を使っているという状態になります。
では、それぞれをちょっと細かくみていきましょう。
第一関節を曲げられるようにする【初日の1日だけ】
紹介している本では、この工程を「ステップ 0」としています。
というのも、「第一関節を曲げる」というのは訓練ではなく、あくまで自分の手をどう動かしているのか脳に認識してもらうという作業だからです。
なので、反対の手を使って第一関節をなんとなく曲げられれば OK なレベルです。
左手で歯を磨けるようにする【約10日間】
訓練としては、左手で歯を磨けるようにするというのが第 1 ステップとなります。
ブラシが口の中にあるため、割と安定して歯を磨くことができるはずです。
ただ、奥歯などを磨く時にちょっと難しいと感じることが最初はあるかもしれません。
そんな時は歯ブラシを 2 本用意して、右手でも確認しながら磨いてみると良いでしょう。
左手でマウスを操作できるようにする【約10日間】
最近は PC を使う人が減ってきているため、この訓練ができないという人がいるかもしれませんね。
もし PC がない、マウスがないという人は、スマホでも訓練になると思います。
PC ではクリックの右左を変えることができるので、クリックの設定を変えてみてください。
そして、楽しみながら訓練になるのが「ゲーム」。
特に、クリックすることが多い「マインスイーパー」なんかが最適です。
スマホでも左利き用にするアプリがあるので、それを活用してスマホでも左利き生活を試みてみるのも良いでしょう。
左手で箸を使えるようにする【約15日間】
左手で箸を使うということは、正しく箸を持つことが重要となります。
普段は右手で何気なく使っている箸かもしれませんが、下の箸は「固定」、上の箸は「動かす」ことで、食べ物を掴んでいるんですよね。
なので、箸を1本だけ持って「動かす」ことをまずは練習してみましょう。
上手く動かせるようになったら、もう 1 本を手に固定して箸を使ってみましょう。
最初の頃は掴むことができないので、ご飯粒や麺類はさけて、大きくて滑りにくい食品から掴む練習すると良いです。
左手を使うという習慣付けのために、初期だけはフォークを使ってみても良いでしょう。
左手で文字を書けるようにする【約3週間】
左利きになる最終目標であり、最大の難関でもあります。
その理由は、文字自体が右利き向けに作られているため、とにかく書くこと自体が難しいです。
練習方法としては、右手で円や線を描いて、それを左手でナゾルという形です。
手首の使い方やちょっとした指の動きなどは、とにかく練習するしかないです。
左利きにする注意点
左利きにする方法を紹介しましたが、1 つだけ注意点があります。
自発的に「左利き」にしようと試みるのは、脳が活発化する可能性はあるのだそうです。
ですが、自分の子供に対して強制的に左利きにさせようとするのはやめましょう。
というのも、子供にやらせる場合には逆に脳への負担となる可能性が高いのだそうです。
吃音や萎縮につながるかもしれないので、あくまで自分が左利きになるための手段として参考にしてみてください。
動画でもちょっと解説
僕が運営する Youtube チャンネルで、この記事を簡素化した状態の内容を動画にしています。
おヒマな方は、ぜひ。
さいごに
普段の生活で、場面によって使う手を変えることを「クロスドミナンス」というそうです。
この状態であると右脳も左脳も使うことから、脳を活性化させると言われています。
ぜひ、左手でも何かと作業できる練習をしてみてください。
それにしても、本を作成した人たちが「両利き研究会」というんですが、そんな研究会が存在することに一番驚きましたけどね。笑