[say name="" img="https://bryog.com/wp-content/uploads/2020/09/vodman.jpg" ]僕はまだ高校生なんだけど、思ったよりアフィリエイトで稼げるようになったんだ。でも、税金のこととかよく分からないな...[/say]
と困っている学生もいるでしょう。
そこで、この記事では下記の内容を解説します。
この記事で分かること
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- 学生がアフィリエイトをするときに注意すること
- 普通のアルバイトとネット副業の違い
- 就職するときに知っておかなければならないこと
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「デジタルネイティブ」という言葉もありますが、ネットを使ってアルバイトなどをする若い世代も近年は増えてきました。
ただ、「税金」などに関しては今も昔も変わりません。
「知らなかった」では済まされないこともあるので、ネットで稼ぐ以上は「税金」や「仕事」についても必ず学んでおきましょう。
稼ぎ過ぎると親の税金が高くなる
10 代・20 代というのは、大人が思っている以上に柔軟であったり新しいことに貪欲なので、情報を吸収して発信することに長けているんですよね。
それがアフィリエイトに活かされると、割と早いうちから収益を得ることも可能でしょう。
でも、「お金」を扱う以上、面倒でも「税金」についても知っておかなければなりません。
アフィリエイトは 38 万円までにしておく
実は、収入がない「子供」がいると両親が支払う税金が安くなる制度があるんですね。
人数が増えれば、その分安くなります。
その「収入がない」というのは「全くない」という意味ではなく、「38 万円未満」という区切りがあります。
なので、もし「38万円」を超えて稼いでしまった場合、「扶養(ふよう)」から外れるという状態になって、両親が支払う税金が高くなってしまいます。
さらには、「確定申告(かくていしんこく)」という手続きも必要となるので、収益が「38万円」を超えてしまった場合は隠しておくこともできなくなります。
ただ、ここで「ん?」と思った人もいるでしょう。
「友達の A 君は、アルバイトで毎月 5 万くらい稼いでいるらしいけど...」と。
「アルバイト」も「アフィリエイト」もお金をもらうことに違いはないんですが、「税金の区分」が違うので制限の金額が変わってくるんです。
扶養のままでいられる金額
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- アルバイト(給与所得):103万円/年
- ネット収入(雑所得):38万円/年
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だから A 君がアルバイトで毎月 5 万円稼いでいたとしても、103 万円には満たないので全く問題ないんです。
でもネット収入(Youtube なども含む)は「雑所得」という区分になり、扱いが変わってしまうので「38万円」という枠に抑えておかなければ扶養から外されてしまうんです。
サーバー代などの情報は保存しておく
ネット収入で得た収益が「38 万円」を超えてしまうと、両親の税金が高くなってしまうというお話をしました。
でも、ネット収入を得るには「サーバー」「ドメイン」「ネット回線」と使っているわけですよね。
これらを「経費(作業に必要だった費用)」として差し引くことができるので、領収書やデータはしっかりと保存しておきましょう。
経費の考え方
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実際の収益 - 経費 = 申告する収益
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ただ、経費として計上するレシートなどは最低 5 年間は保存しておきましょう。
サーバー代とドメイン代はネットからデータをダウンロードすることができるので、年の変わり目で印刷などをして持っておくと安心です。
「ネット回線」などは全利用料から実際の利用時間などを加味した金額を「経費」とするので、毎日 1 時間アフィリエイトのためにネット回線を使っているとしたら、24/1の金額を「経費」としても良いでしょう。
38万円を超えそうになった場合
思ったよりアフィリエイトが好調で、このままだと「38 万円の壁」を超えてしまいそうだという場合があるでしょう。
そんな時は、サイトから記事を消したり非表示にすれば良いだけです。
年間で 30 万円を超えてきた辺りから、リアルタイムでの収益情報を気にしながら調節しましょうね。
副業を良しとしない企業もある
アフィリエイトは一般的に「副業」と呼ばれる部類になりますが、企業によっては社員が「副業」をすることを禁じているところもあります。
理由としては、こんなところ。
企業が副業を禁止する理由
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- 本業がおろそかになる可能性があるから
- 企業情報が漏れてしまう可能性があるから
- 悪いイメージを与えられる可能性があるから
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2018年後期のデータとしては、約7割の会社では「副業」を禁止しているのだそうです。
これでも、だいぶ減りましたけどね。
【参考】兼業・副業に対する企業の意識調査(2018) - リクルートキャリア(PDF)
そのため、学生の頃にコツコツと収益を上げていたアフィリエイトが、企業に就職したことで閉じなければならない可能性もゼロではないということです。
とはいえ、ここ 1 年で 10% ほどは「副業」を良しとする企業が増えましたし、企業選びの時も「副業」が OK のところを探せば良いですからね。
もし納得のいく会社が見つからない時は、アフィリエイトで培った知識と経験で起業してしまえば良いって話もありますけど。
両親にはちゃんと許可を得る
学生の場合は、アルバイトの方が得られる金額は大きいですし即効性はあります。
それと比べ、アフィリエイトは収益が得られるまでに比較的に時間がかかるので、時間の制約はないものの大変な思いをすることになるでしょう。
ただ、アフィリエイト自体は Youtube などを含めたネットビジネスには通じるものがあるので、得られるものも多いはずです。
なので、ネットビジネスをやる場合には、勉強に支障がないようにする事や税金などの話を両親にしっかりとしてから始めましょうね。