と悩んでいる人もいるでしょう。
そこで、この記事では下記の内容を解説していきます。
この記事で分かること
- noindex がサイトの評価を上げる仕組み
- noindex?それとも削除するべき?の見分け方
- どのようなタイミングで noindex にするべきか
記事が増えれば増えるほど、「noindex」を活用してサイト評価を底上げする対策をとる必要が出てきます。
逆に、記事数がまだ少なかったり、運営期間も数ヶ月ならまだ必要ありません。
それでは、解説をスタートします。
noindex がサイトの評価を上げる仕組み
「noindex を使う」という言い方をよくしますが、本当は「noindex」されるためのタグを埋め込む作業になります。
どんなタグなのかというと、
<meta name="robots" content="noindex">
これをページの <head> セクションに記述することを「noindex を使う」という言い方をします。
noindex を使うと何が起こるのか
検索結果に表示させることを、よく「インデックス(index)させる」という言い方をしますよね。
「noindex」はその逆で、検索結果にインデックスさせないようにする(no index)ための設定になります。
なので、Google 検索などから自然な流入が基本的になくなるということにもなります。
Google から完全に無視されるわけではない
「noindex」にすると、検索結果には表示されなくなります。
かと言って、Google が全く記事のことを把握しなくなるわけではなく、あくまで検索結果に載せないようにするというだけです。
なので、記事としての存在がなくなるわけではありません。
サイトを「洗練させる」ために必要
まず、サイトを 1 つの本と仮定しましょう。
その本を読んでいる時に、ほぼ空白のページがあったり中身のないコンテンツだった場合、読者はどう思うでしょう?
大抵は、「なんだ?この本」と思うでしょうね。
サイトも同じことが言えて、あまり情報のないページや評価の低いコンテンツが混在していると、サイト全体としての評価が下がってしまいます。
それを変える手段が、「noindex」を使った方法。
検索結果に載せるのに値しないページに対して「noindex」をつけることで、サイト全体の評価を底上げする働きがあります。
noindex か削除かを選択する
「noindex」の使用を考えているくらいですから、すでに記事数は多くなっているはずです。
そこで選択すべきは、
- noindex をつけるだけでいいか
- 記事そのものを削除すべきか
を考えると思います。
「思い」がある記事かどうかで判断
「noindex」にしろ削除にしろ、全てはアナリティクスなどを分析してから判断が必要です。
もし文字数は少なかったとしてもアクセス数が多かったり、普段は少なくても季節によって増えるのであればそれは残しておきましょう。
でも、半年から 1 年以上も音沙汰なし、リライトしても順位が全く上がる気配のないような記事は検討に入りましょう。
その時に、その記事に対してどのくらいの「思い」があるかで判断するのがおすすめです。
サイトとしてのカラーに合わないような記事であれば、潔く「削除」してしまえばいいです。
でも、自分にとって思い入れのある記事だったり、残しておきたい内容が残っている場合は「noindex」にしてサイトに残しておきましょう。
リライトしても無駄なこともある
「削除」かどうかで迷った時に、「リライトすればどうにかなるかもしれない」という考えが頭によぎるかもしれません。
その時は、そのページはどのような順位変動があったのかを確認しましょう。
ポイントとしては、
- 最初の数週間でどのくらいまで上がったか
- その記事は何ヶ月前に投稿したのか
- 今はどのくらいの順位にいるのか
をサーチコンソールなどで確認してみましょう。
最初の数週間でどのくらいまで上がったか
ある程度ですが、評価される見込みがある記事は、最初の数週間で跳ね上がったりジワジワと順位が上がります。
ですが、あまりにも順位が上がっていない場合は、記事として何か問題があります。
その場合は、リライトしても無駄なことが多いです。
その記事は何ヶ月前に投稿したのか
投稿して半年から 1 年くらい経ってから、記事の順位が安定してくることが多いです。
なので、その記事はいつ頃に投稿したのかを確認してみましょう。
半年以上経っていて、検索結果の 1 ページもしくは 2 ページの上部にあれば、リライトして順位をあげられる見込みがあります。
今はどのくらいの順位にいるのか
数ヶ月前は上位表示されていたのに、今は圏外に飛ばされている場合もあるでしょう。
それがいつ飛ばされたのかを確認して、もし Google のコアアップデートと重なっていたりする場合は、サイト全体もしくは記事として何らかの問題があるかもしれません。
そんな時は、潔く記事を削除するか、サイト全体の場合はもっと酷くなる前に手放すのも 1 つの手ではあります。
どのタイミングで noindex にするべきか
すでに半分くらいは「noindex」にするべきタイミングについて解説してしまってますが、こんな記事の場合は「noindex」を使いましょう。
「noindex」にするべきタイミング
- 1年以上経っても浮上する気配なし
- 検索結果からの流入がほぼゼロでも
- 他に似たような記事が存在している
1年以上経っても浮上する気配なし
もし 1 年以上前に投稿した記事にも関わらず、順位が圏外から全く浮上する気配がない場合は、「noindex」または「削除」しちゃいましょう。
このような記事は、何らかの理由があって浮上しないので、リライトしてもあまり意味がなかったりすることが大半です。
頑張ってリライトするくらいなら、別の視点からの新しい記事を投稿した方が結果的に効率がいいです。
なので、何か思い入れがある記事であれば「noindex」に、自分でもこれは酷いかもと思ったら潔く「削除」しちゃいましょう。
検索結果からの流入がほぼゼロでも
もし検索結果からの流入がずっとゼロでも、他の記事や SNS からの流入がある場合には、削除じゃなくて「noindex」にしましょう。
アフィリエイターはよくやる流れですが、ロングテールキーワードをターゲットにした記事で流入を増やして、CTA となるページへと流すことがあります。
なので、どんな役割のページなのかも加味しながら、ページラングが低くても収益に不可欠なページである場合は「noindex」を使いましょう。
他に似たような記事が存在している
記事がたくさん溜まってくると、どうしても似たような記事を書いてしまうこともあります。
すると、「同じような記事じゃないか」と Google さんに悪い評価をつけられることがあります。
なので、そんな場合は1つの記事としてまとめてしまうか、もしくは順位の低い記事の方に「noindex」をつけましょう。
そうすることで、「評価の分散」を防ぐことができます。
WordPress 記事で noindex を付ける方法
冒頭でも紹介したように、<head> セクションに「noindex」タグを埋め込めば完了です。
ただ、html サイトなら 1 ページ毎に追加するだけですが、WordPress のような PHP で動くソフトの場合はそうはいきません。
noindex を設定できるテーマを使う
SEO 対策されている WordPress テーマの場合は、ほとんどがエディター画面内でチェックを入れるだけで設定できてしまうことが多いです。
なので、余計なプラグインなどを使わずとも、簡単に「noindex」の設定ができます。
どんな WordPress テーマが SEO 対策されているのか、下記の記事で紹介しているので参考にしてみてください。
SEO 対策のプラグインを使う
SEO 対策として超人気の WordPress プラグイン「All in One SEO」では、記事毎に「noindex」を設定できます。
エディターの下にある「AIOSEO 設定」の項目で、「Advanced」にタブを切り替えて、「デフォルト設定を使用」のスイッチを切り替えて OFF にします。
そして、「インデックスなし」にチェックを入れると、その記事だけが「noindex」の状態になります。
他の SEO 系のプラグインでも似たような形で設定ができるようになっているので、ぜひ探してみてください。
まとめ:上手に「noindex」を使おう
以上で、noindex をつけるタイミングや削除との違いについて解説しました。
タグを直接記述するなり、プラグイン設定でチェックを入れるなりしますが、どちらにしろ設定してからある程度経ってから反映するので気長に待ちましょう。
また、noindex の設定完了したからといって、サイトとしての評価がすぐに上がるわけではありません。
色々な面から分析しつつ、時間をかけて改善していきましょう。