WordPress では、「プラグイン(機能拡張)」を導入することで様々な機能を簡単に利用することができます。
リョウ
そんな僕はというと…
WordPress でブログを始めたのが、かれこれ6年前。

それからアフィリエイトサイトなどもいくつか運営しつつ、楽しく暮らしています。
その経験などを織り交ぜながら、「WordPress ブログでおすすめのプラグイン11選」を解説していきます。
それではまず、プラグインの基礎知識を少し紹介しておきましょう。
もくじ
プラグインの基礎知識
WordPress はあくまでサイトを簡単に立ち上げるだけのソフトなので、特別な機能はついていません。
そのため、機能を追加する時には「プラグイン(機能拡張)」を導入すれば、便利な機能が使えるようになります。
リョウ
プラグインのメリット・デメリット
プラグインを使えば簡単に機能を追加できるので、プログラミングなどに詳しくなくても便利な機能を使えるようになります。
リョウ
日常生活で考えても、便利だからと言って、手帳や化粧道具などをカバンにたくさん入れて持ち歩くと重いですよね。

それと同じで、導入するプラグインはなるべく少なくしておきましょう。
目安としては、個人ブログなら 10 個前後まで。
20 個〜 30 個とかになるとサイトが重くなるうえに、管理も大変になるので気をつけてください。
それでは、WordPress ブログでおすすめのプラグインを 11 個紹介します。
WordPress ブログでおすすめのプラグイン11選
紹介する前に突然ですが、WordPress でブログを運営するのに絶対必要なプラグインはありません。
というのも、サーバーやテーマによって必要なプラグインが違ってくるからです。
ここでは、多くのブログで使われているプラグインを紹介していきます。
サイトマップの送信を行うプラグイン
サーチコンソールに登録する方法 の記事で少し触れていますが、ブログ記事を円滑に検索結果へ表示させるためにサイトマップを送信します。
その送信を手伝ってくれるプラグインがあります。
All in One SEO Pack

All in One SEO Pack は、SEO に特化した国内では人気のプラグインの1つ。
サイトマップを送信する機能も付いているので、SEO 対策と合わせて利用している人は多いです。
リョウ
Google XML Sitemaps

Google XML Sitemaps は、サイトマップの送信に特化したプラグイン。
SEO 対策がされているテーマであれば、このプラグインを導入してサイトマップを送信しましょう。
詳しい設定方法は、Google XML Sitemapsの使い方 の記事で解説しています。
日本語を最適化するプラグイン
WordPress に限ったことではなく、Web の世界の標準は「英数字」で作られています。
そのため、日本語でブログを運営する時に導入したいプラグインがあります。
WP Multibyte Patch

WP Multibyte Patch は、日本語で SNS などに送信したり、ブログ内での日本語表記を直してくれるプラグイン。
日本語という特殊な言語を綺麗に表示させるために、WP Multibyte Patch を導入しておきましょう。
セキュリティ強化をするプラグイン
WordPress は世界的に利用されているソフトなので、それだけ悪さしようとする人も少なくありません。
サーバー側で対応できる部分もありますが、サイト側でもセキュリティを強化しておきましょう。
All In One WP Security & Firewall

>> All In One WP Security & Firewall
All In One WP Security & Firewall は、ユーザー名を隠したり、ログインの回数を制限したりすることができるプラグイン。
ブルートフォースアタック(総当たり攻撃)でログインされないように、最低限のセキュリティ強化をしておきましょう。
- SiteGuard WP Plugin
- iThemes Security
- Wordfence Security
ブログの表示速度を速くするプラグイン
サイトの表示速度が遅いと読者が離脱しやすくなってしまうので、プラグインを使って表示速度を速くすることができます。
リョウ
WP Fastest Cache

サイトの情報を中継地点で覚えてもらうことで、表示を速くすタイプのプラグインを「キャッシュ系」と呼んだりします。
サーバーやテーマによって機能しない場合もあるので、利用前には同じ環境の人が使っているのかを確認しましょう。
その中でも、WP Fastest Cache は多くのサーバーやテーマとの互換性が高いプラグインの1つです。
- WP Super Cache
- W3 Total Cache
Autoptimize

Autoptimize は、Google のクローラー(評価機能)がコンテンツを読みやすくするためのプラグイン。
サイト表示に使われる html や css を最適化することで、サイト表示の最適化が見込めます。

「Scripts-To-Footer」は、JavaScript が冒頭にあると表示が遅くなるということから、最後に読まれるようにして表示速度を変えるためのプラグイン。
JavaScript をほとんど使っていないようなテーマの場合は、導入しても何の変化もないです。
リョウ
お問い合わせが作れるプラグイン
ブログを立ち上げたら、質問や様々な依頼が届きます。
そんな時のために、「お問い合わせ」は作っておきましょう。
Contact Form 7

Contact Form 7 は、「お問い合わせ」が簡単に作れることで国内では利用者が多いプラグイン。
自由度は高いので、好きなデザインにしたい人はおすすめです。
リョウ
目次を作れるプラグイン
ひたすら文字をずらずらと並べても良いんですが、本のように読みやすくするために「目次」を表示できるプラグインがあります。
Table of Contents Plus

目次を表示させる方が良いのか良くないのか賛否両論ありますけど、目次を表示させたい人にはとても便利なプラグインです。
- Easy Table of Contents
バックアップを取れるプラグイン
ブログを運営していて、いつどんな時にデータがなくなるか分からないので、バックアップを取っておくと安心です。
All-in-One WP Migration

All-in-One WP Migration は、ブログのデータを移したり、もちろんバックアップも取れるプラグイン。
実は、エックスサーバー や mixhost ではバックアップデータを自動で取っておいてくれているので、最悪の場合は問い合わせて復旧することができます。
ただ、自分でも管理しておいた方が良いです。
リョウ
- BackWPup
エディターを変えるプラグイン
WordPress では、Gutenberg(グーテンベルグ)というブロックエディターを採用しているので、note などを利用している人は特に違和感なく記事を書くことができるはずです。
ただ、アメーバブログなどを利用している人には記事を書きにくいかもしれないので、エディターを変えてブログを運営するのもアリです。
TinyMCE Advanced

TinyMCE Advanced は、エディターの機能などを強化することができるプラグイン。
自分が書きやすいようにエディターをカスタマイズすることはもちろん、ブロックエディターではない投稿画面に切り替えることもできます。
ブロックエディターが使いづらいと思った場合には、WordPress 5.0 のエディタを変えるプラグイン3つを紹介の記事を参考にしてみてください。
- Classic Editor
- Disable Gutenberg
もともと入っているプラグインは必要?
WordPress をインストールすると、サーバーによって多少の違いはあるものの、いくつかプラグインがインストールされた状態になっています。
- Akismet Anti-Spam
- Hello Dolly
- TypeSquare Webfonts for エックスサーバー
TypeSquare Webfonts for エックスサーバー はエックスサーバを契約した人が専用で使えるプラグインですし、さくらインターネットを契約すると SAKURA RS WP SSL という SSL 専用のプラグインがインストールされています。
デフォルトでインストールされていることは必要なのかと思ってしまいますが、必ずしも必要というわけではありません。
Akismet Anti-Spam

Akismet Anti-Spam は、コメントのスパム対策として使うプラグイン。
コメントを活用したブログの運営をする場合には必須なプラグインですが、コメントを表示しないのであれば不要です。
Hello Dolly

Hello Dolly は、説明することなく不要なので削除して OK です。
どんなプラグインなのか気になったら、Hello Dollyというプラグインは削除しても大丈夫?【不要でも歴史的なプラグイン】の記事で詳しく解説しています。
TypeSquare Webfonts for エックスサーバー

>> TypeSquare Webfonts for エックスサーバー
TypeSquare Webfonts for エックスサーバーは、簡単に言うとフォント(文字)のデザインを自動でおしゃれにしてくれるプラグイン。
詳しい内容や使う上での注意点は、TypeSquare Webfonts for エックスサーバーはいらない?【使い方とデメリットを紹介】の記事で解説しています。
bryog.com で使っている内容
bryog(ブリョグ)では、8つのプラグインを使っています。

- All In One WP Security
- Autoptimize
- Easy Table of Contents
- Google XML Sitemaps
- LiteSpeed Cache
- Really Simple SSL
- Scripts-To-Footer
- WP Multibyte Patch
上記で紹介したプラグインがほとんどですが、このブログで利用している mixhost では SSL のリダイレクトを .htaccess で編集するとエラーがたまに出るので、プラグインで補っています。
よく「お問い合わせ」のページを設置していますが、プラグインは使わずに Google フォームで受け付けるようにしています。
プラグインのインストールと有効の手順
プラグインを導入するには、「インストール」してから「有効化」する必要があります。
プラグインをインストールする手順
プラグインをインストールするには、まず左のメニューから「プラグイン」を開いて「新規追加」のボタンを押します。

検索窓に導入したいプラグイン名を入力すると一覧が表示されるので、「今すぐインストール」のボタンを押せば完了となります。

インストールが完了すると、「今すぐインストール」というボタンが「有効化」に切り替わります。
プラグインを有効化する手順
「有効化」の表記に切り替わったら、そのまま「有効化」のボタンを押してください。

「有効化」が完了すると、プラグイン一覧が表示されます。

リョウ
プラグインを停止・削除する手順
プラグインを一時的に利用しない場合には、「停止」のボタンを押せば完了となります。

そして、一切使わない時には「停止」になっている状態にすると「削除」と表記されるようになるので、「削除」を押します。

すると、確認のポップアップが表示されるので「OK」を押せば、プラグインの削除は完了となります。

プラグインを導入する時の注意点
必要かどうかは置いておいて、覚えておいて損はない便利なプラグインを紹介しました。
でも人によって必要かどうかは違ってくるので、ブログを運営するために必要だと感じるものは導入してください。
ただ、「プラグイン」を使う場合にもいくつか気をつける注意点があります。
サイトが真っ白になることも
全てのプラグインが絶対に使えるというわけではなく、サーバー、テーマ、バージョンなどによって使えないこともしばしばあります。
使えない場合の例として、プラグインを有効化した時、バージョンアップした時などに画面が真っ白になったりします。
プラグインを導入する時、バージョンアップする時には、必ず1つずつ作業を行ってください。
リョウ
プラグインの鮮度を確認する
最近書かれた記事を参考にプラグインを導入しようとしても、そもそもプラグイン自体が古くなっている場合もあります。
プラグインの詳細を見ると必ず最終更新した日がいつなのか表示されているので、何日前、何週間前に更新されたものなのかを確認してください。
リョウ
プラグインのバージョンを確認する
プラグインにはバージョンがあって、まだ 1.0 などであればまだリリースされたばかりということなので、少し気をつけながら導入しましょう。
プラグインの評価を確認する
プラグインの詳細には、これまで利用してきた人の評価が表示されています。評価内容は英語の場合が多いんですけど、参考になることがよく載っているのでなるべく翻訳しながらでもチェックしておきましょう。
プラグインの互換性を確認する
「使用中の WordPress バージョンで未検証」となっている場合は、安全面でちょっと疑っておきましょう。なるべく「使用中の WordPress バージョンと互換性あり」である方が良いです。
プラグインのインストール数を確認する
インストールされている数も、著しく少ない場合はやめておきましょう。ただ、使う人が少ない機能の場合はちょっと判断が難しいですけどね。
さいごに
おすすめのプラグインを紹介しましたが、どれも利用者が多いので検索すると細かい設定方法などはすぐに見つかります。
今後の予定になりますが、WordPress に以下の機能が標準でつくことが発表されています。
- サイトマップを送信する機能
- 画像の遅延読み込みの機能
その場合は、Google XML Sitemaps や Lazy Loader といったプラグインが必要なくなりますね。
リョウ