成功する人が持つ「グリット」とは?【やり抜く力が成功のカギとなる】

勉強にしろ事業にしろ、成功する人は IQ が高かったり頭が良いはずだと普通は思ってしまいますよね。ですが、実際には成功者に共通することは「グリット」という才能を持っているんだそうです

そう提言して話題となったのは、心理学者 Angela Lee Duckworth。彼女によると、何事も成功するには才能や努力ではなく、物事を最後までやり抜く力なのだそうです。

では、「グリット」を持つ人の傾向と身につける方法を紹介していきましょう。

成功者に共通する「グリット」

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「グリット」という才能は、先天的なものではなく後天的に身につけられるものだと Angela は言っています。そのため、今は「グリット」を持っていないと思っている人でも身につけることが可能だということです。

では、自分が「グリット」を持っているのかテストしてみましょう。下記の問題を10個答えながら、該当する答えの部分にある数字を全部足していきます。そして、10で割った数字があんたの「グリット数」になります。(最高は5点)

全く当てはまらないあまり当てはまらないいくらか当てはまるかなり当てはまる非常に当てはまる
1. 新しいアイデアやプロジェクトが出てくると、ついそちらに気を取られてしまう。54321
2. 私は挫折してもめげない。簡単には諦めない。12345
3. 目標を設定しても、すぐ別の目標に乗り換えることが多い。54321
4. 私は努力家だ。12345
5. 達成まで何ヶ月もかかることに、ずっと集中して取り組むことができない。54321
6. 一度始めたことは、必ずやり遂げる。12345
7. 興味の対象が毎年のように変わる。54321
8. 私は勤勉だ。絶対に諦めない。12345
9. アイデアやプロジェクトに夢中になっても、すぐに興味を失ってしまったことがある。54321
10. 貴重な課題を克服するために、挫折を乗り越えたことがある。12345

どうでした? 全ての質問に対して数字を足して10で割ったものが「やり抜く力=グリット」となりますが、平均値は3.2だったそうです。

このテストでは他にも「情熱」「粘り強さ」も判定することができ、「情熱」は奇数の問題だけを足して5で割った数、「粘り強さは」は偶数の問題だけを足して5で割った数で判定することができます。

要するに、「やり抜く力」とは「情熱」と「粘り強さ」ってことですね

「グリット」を持っている人に共通する気質

自分たどの程度「やり抜く力」を持っているのかテストで判明したと思いますが、「グリット」を持っている人にはある気質に共通点があるそうです

共通する気質
  • 楽天家
  • 工夫して考えられる
  • 誰かの役に立とうと思える

楽天家であるということ

「楽天家」であるということは、「なんとかなるさ」「もう1度挑戦してみよう」と失敗をも恐れないで物事を進められるような人ってことですね。

何事でも「続ける」ということは大変なことなので、「こんなの無理!」とすぐに思ってしまうような人でもダメってことです。

ただ何に対しても続けることは難しくて、テストにもあったように「情熱」を注げるようなことではないと長期に渡って同じことはできないでしょう。

「好きなこと・情熱を注げつこと」だからこそ、失敗をしつつもその目標に向かっていけるような「楽天家」ではないといけないんだと思います

工夫して考えられるということ

長期に渡って行動することができるのも重要な要素ではありますが、ただ単にやり続けるだけではなく「工夫・試行錯誤」しながらではないと意味はありません

毎日何も考えずにマラソンを1年間続けるのと、フォームやデータを分析しながら1年間走り続けるのでは全く違いますからね。

試してみて、失敗したらまた別の方法を試してみる。そして上手くいったら、また新たなステージへ進んでみる。そういう姿勢こそが、続ける意味があります。

誰かの役に立とうと思うこと

Angela がアメリカ人1.6万人に対して行なった調査によると、「グリット」の数値が高い人は「他人に対する貢献度」も高いことが分かったのだそうです

つまり、誰かの役に立とうと思うことが「やり抜く力」を出していることになります。

ただこの点は少し難しいところで、他人のためだけ、自分のためだけ、と思う人は「やり抜く力」がないのだということ。自分のためであり、他人のためにもと思う気持ちが「グリット」になるのだそうです

「グリット」を鍛える方法

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「グリット」は後天的な才能ということで、鍛えたり進むべき道を見つけたりすることができます。テストでは判定が低かったとしても、来年・再来年となれば数字が変わっていることでしょう。

好きなことに情熱を注ぐ

これは「グリット」の大前提でもありますが、「情熱」を注げる環境を作ることが重要です。とはいえ、自分が何に情熱を注げるのか分からないという人がいるかもしれません。

まずは、今自分が情熱を注げることを探してみましょう。ただパッと興味を持つようなことは熱が冷めやすいので、見つけたらどう掘り下げていけるかを考えていきましょう。

もし自分だけでは掘り下げるのが難しいと思った場合には、同じことに情熱を注げるような仲間を作ることも良いですね。

目標と達成を考える

最終的な目標を立てることは重要ですが、それが何年も先になるようなことだと途中で息切れしてしまうかもしれないですよね。

そのためにも、途中の「目標」を細かく設定しておくことも1つの手です。そうすることによって、途中の「目標」が「達成」できる喜びも生まれ続けることができます。

ただ、「目標」を定めていても失敗することもあるでしょう。そんな時は、改善点を見つけて再度チャレンジすることも重要です。

楽観的な考えになる

先延ばしは早死にする?【後回し癖を改善する効果的な方法】の記事でも述べていますが、完璧主義者の人って後回しにしたり諦めたりしがちなんですよね。

完璧主義な人にとっては難しい考えかもしれませんが、「なんとかなる」「もう1度チャレンジしてみよう」「他の方法も試してみよう」と思うことがとても大切です

「失敗したら?」という考え

「グリット」は「やり抜く力」ということですけど、「そもそも、やり続けていて失敗したら?」という懸念もありますよね。だって、やり続けた上で成果がなかったら、無駄に時間を費やしただけになってしまいますからね。

でも、それこそが「グリット」を持つ人とそうでない人との考え方の差なのかもしれません

失敗し続けていくうえで、試行錯誤してきたことがあるはずです。例えば、今では当たり前のように勉強や仕事で使うようになっている「付箋(ふせん)」ってありますよね。

あれは、超強力な接着剤を作るために研究をしていた時に、失敗してできたのが逆に粘着力が非常に弱い接着剤。それを応用して、今の「付箋」が生まれたという経緯があります。

確かに「超強力な接着剤を作る」という目標のもと失敗作ではありますが、接着剤を作るという「情熱」から生まれたものに違いはありませんからね。

失敗したことも上手に活かす方法を見出す、そんな力も必要なのかもしれません

さいごに

ある分野で有名な人が必ず「好きなことを続けなさい」と言うのは、科学的にも証明されていたということですね。

「情熱」を注げるものを見つけて、失敗を恐れずにやり続けること、これが「成功への道」となるはずです。