独創性を培うには「先延ばし常習犯」になること!?【成功者は失敗の達人である】

誰もが知っている発明家トーマス・エジソンの名言に、「失敗」についてこう述べているものがあります。

「失敗ではない。うまくいかない1万通りの方法を発見したのだ。」と。

実際に彼は、「電球」を発明するまでに約2000ものフィラメントを試したと言われていて、とてつもない時間と労力を費やして作り上げたわけです。

では世紀の天才と言われるレオナルド・ダ・ヴィンチは、あの有名な「モナ・リザ」をどれだけの時間をかけて完成させたと思いますか?

なんと、約16年もかかったのだそうです。なぜそれだけの時間がかかったのかというと、光の当たり具合を勉強したり描くこと自体を模索していたためこれだけの時間がかかったようです。

こういったことから、おそらくエジソンもレオナルドも「先延ばし常習犯」だったのでしょう

なんでも早ければ良いというワケではない

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仕事や勉強とかでもそうですが、「生産性」を上げるためにはテンポよく物事をこなしていくことが重要ですよね。先延ばしをしていると、上司や先生から注意を受けることもあるでしょう。

既にあるものをこなしていくという面では、早く完成させることは「生産性」を上げることに繋がりますが、新しく何かを作ったりする場合には別の話となります。

独創的な人は「先延ばし常習犯」である

独創的な人は「先延ばし常習犯」であると提言したのは、心理学者 Adam Grant さん。彼はあることをきっかけに、独創的な人はどういう人なのかを研究したのだそうです。

ある日、彼の元に3人の若者が訪れ会社を起業するので投資をして欲しいと求めてきたのだそうです。当然、起業のために準備を着々と進めていると思いきや、会社立ち上げ予定日の前日にも関わらずWEBサイトも完成していない遅さに Adam は投資することを断ったのだそうです。

しかしこの会社、のちに世界的に革新的な会社として有名な企業となってしまったんですね

そこで Adam は、先延ばしすることが決して悪いことではないと気づいたのだそうです。

先取りしたら「勝者」となるわけではない

Adam の元にやってきた若者3人は、「メガネ」を販売する会社を立ち上げようとしていました。その時に、Adam は他の会社はネット販売を始めていることをアドバイスしたのですが、結局のところWEBサイトもままならないような状態でした。

ですが、Adam はここで重要なことに気づいていなかったと言っています。それは、彼らはどうしたら人が快適に購入できるかということを模索していたのかということを。

そして、ある研究結果から面白いことも分かったのだそうです。

失敗する割合
  • 先に始めた人:47%
  • 改善する人:8%

つまり、他の人より早く始めたからといって必ずしも成功するというわけでもないってことなんですね。他の会社がネット販売を始めたから自分たちもとすぐに始めず、それらを研究しながら模索したからこそ、Adam の元にやってきた若者3人は成功したのでしょう。

有名な企業で分かりやすいものが、Facebook や Google といった例があります。これらの会社は、Myspace や Yahoo といったサービスを俯瞰しながら立ち上げ、あとから登場したにも関わらず今では世界的なトップ企業となっています。

もしかすると先手を打ったことで一時的に話題となるかもしれませんが、より良いサービスや商品を作るために改善を尽くした「後釜」の方がのちに成功する可能性が高いかもしれません

ただ先延ばしにするわけではない

「それじゃあ、成功したければ先延ばしすれば良いのか。」というとそうではなく、「適度」というものもちゃんとあります。

クリアするのに制限時間のあるゲームを使った研究によると、すぐに始めたグループと制限時間ギリギリに始めたグループとではほとんど変わりがなかったのに対し、「適度」に途中から始めたグループの方が16%も創造性において良い結果だったことがわかったのだそうです。

つまり、制限時間ギリギリでは焦ってしまうのでこれも独創性が失われ、ただ先延ばしにすれば良いというわけではないことがわかります。

重要なことは、「なにをするか」「目標」が分かっている上で熟考する時間がある程度ある方が、独創性の優れたアイデアが生まれることということなんだそうです

先延ばしの極意は「後悔」に対する考え方

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「先延ばし」をするという考え方には、ある「後悔」に対する考え方が違うことも分かったのだそうです。それは、「失敗したこと」より「やらないこと」

これは「行動する」ことの重要性にも繋がりますが、成功者の多くは失敗を恐れずに「やらないこと」の方を恐れているという言います

アイデアを作ることにフォーカスする

独創的な人は全員が普通の人とは違いなにも恐れずにやっているというわけではなく、同じく不安などを抱きながら制作したり研究をしたりしています。

ただ考え方が少し違うだけで、それを実践すれば自分たちも変えることができるかもしれません。

それは、「アイデアを作ることにフォーカスする」ということ。

普通なら失敗したら「自分がダメだから」と思いがちですが、そうではなく、「元の案が違ったのかもしれない」「まだそのプロセスに至っていなかった」と思うことだそうです。

つまり、独創性には「自分」ではなく「そのもの」を考えて熟考することが大切だということですね

既存のものを疑う

分かりやすい方法として Adam は、PC でどんなブラウザを使っているのか質問すると、その人が「既存のものを疑う」のかどうかが分かると言います。

もちろんアンチな人もいますが、Firefox や Chrome といったブラウザを使っている人は、既存で入ってる Safari や IE を使わずにわざわざダウンロードしてきているわけですよね。

そういった、既存のものを使わずに別のものを利用しようとする人の方が独創性がある傾向にあると言います。

かといって Safari や IE が悪いということでもなく、これらを使っている人だから独創性が全くないというわけではないですよ。

すでに利用されている、すでに入ってるようなものを疑うことなく、もっと良いものがないのかと調べるような「探究心」のある人の方が独創性があるということです

どんなアイデアでも数打つこと

冒頭でもエジソンの名言を紹介しましたが、「失敗」を恐れずにどんなアイデアでもたくさん挑戦してみることが重要だと言います

エジソンに限らず、多くの発明家や経営者はたくさんの失敗をしてきたのでしょう。

「音楽の父」と言われたバッハは、生涯で1000曲以上も作曲しています。それだけ曲をつくながら、良い音楽を探し求めて名曲が生まれてきたのでしょう。

日本でも昔から「下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる」と言いますが、何度も売っていれば少しずる慣れたり軌道修正して、なんとなくできるようになってきますからね。

成功の鍵は、やはり「失敗」を恐れないということが大切です

さいごに

どうしても「先手必勝」みたいな部分もありますが、「何かを生み出す」という点に関しても必ずしも早ければ良いというわけではないってことですね。

結局は「失敗」を恐れずにやりなさいってことなので、これから商品やサービスを作ろうとしている人、起業をしようとしている人、どんなアイデアだったとしてもやってみましょう!