WordPress で初めてブログを立ち上げると、記事の下の方に表示される「コメント欄」が気になる人は多いと思うんですよね。
くま五郎
リョウ
WordPress には標準として稼働している機能がたくさんありますけど、どれも必ずしも使わなければならないというわけではないんです。
「コメント欄」を表示させることはどういったことなのか、メリット・デメリットを解説しながら考えてみましょう。
- WordPress のコメント欄を消そうか悩んでいる人
- コメント欄はどういった機能なのか気になる人
もくじ
WordPress の「コメント欄」は無駄だらけ
「コメント欄」について結論から言うと、あまりにも無駄が多いので普通のブログを運営するには表示させない方が良いんです。

ただ、表示させた方が良いタイプのサイトはあります。
「コメント欄」を表示させるメリット
「コメント欄」の大きな役割は、「交流の場」なんですよね。
その記事に書かれていることに対して、簡単に質問をしたり補足を追加したりすることができるので、記事としても情報が豊富になっていくメリットがあります。
そのため、何かを開発したり機能を事細かに解説するようなサイトの場合には大いに役立つでしょう。
運営者側としても様々な意見が聞けるので、アップデート時の参考になったりもします。
「コメント欄」を表示させるデメリット
メリットだけ見るとわざわざ非表示にする必要もなさそうに感じますが、「コメント欄」を表示させておくと大変なことが多いんです。
- 意味不明なこと
- 勝手に他人のサイトの紹介
- 暇な人からの荒らし
WordPress には標準でプラグイン「Akismet」がインストールされているので、設定しておけばある程度のスパム対策として「コメント欄」を正常な状態には保ってくれます。
ただ、それは機械的に入力されたもの。
そこそこまともな感じで人間が入力してきた場合には、コメント欄に載ることになります。
よくコメントに投稿されるものとして、「あなたのブログは素晴らしいですね。」といった趣旨の内容。そして、その後になぜか書かれている URL。
「素晴らしい」と書かれていると悪い気はしないんですが、「被リンク」目的とあわやクリックして自分のサイトの閲覧数を増やそうと考えている人です。
まあ、最近は「被リンク」としての効力がないと言われていますが、相変わらずやっている人は多いのでこの手のコメントは多いです。

そして、ページには関係のないコメントだったり、何の理由か同じコメントを連投してくるような人も中にはいます。
その度にこちらは通知を受け、一応コメントの内容を確認するわけですから、意味不明なコメントが続くと「時間を返せー!」という気分になります。
そして、ある程度の人気なサイトになると誹謗中傷もつきもの。
あと、余計なお世話なコメントも増えます。これらの内容にいちいち対応していては、こちらの時間がいくらあっても足りないんですよね。
こういったコメント荒らし程度ならまだ対処できるんですが、もしアドセンスなどの広告を貼っている場合にはもっと厄介なんです。
というのも、アドセンスは利用規約が厳しいので書き込まれた内容によっては、解除される可能性もあるんですね。
これらを総合的に考えて、普通のブログなら「コメント欄」は表示させない方が賢明です。
「コメント欄」を非表示にする方法
「コメント欄」は標準機能ということで、非表示にすることも簡単にできます。ただ、すでに表示されている場合には一手間必要となります。
コメント欄を非表示設定にする手順
管理画面の左メニューから、「設定」→「ディスカッション」へと進みます。
すると「ディスカッション設定」が表示されるので、「投稿のデフォルト設定」にある「新しい投稿へのコメントを許可する」からチェックを外します。

これで、投稿を新規追加した時には「コメント欄」が非表示な状態となります。
途中から「コメント許可」のチェックを外した場合
すでにいくつか記事を投稿している状態から「新しい投稿へのコメントを許可する」のチェックを外しても、投稿済みの記事からはコメント欄が消えません。
その場合には、個別にコメント欄を非表示にする必要があります。

投稿一覧から「クイック編集」をクリックして、「コメントを許可」にあるチェックを外せば完了です。

すでに投稿されている記事数が多いときは、該当する記事を一覧から選択、そして「編集」を選んでから「適用」のボタンをクリックします。

そして、「コメント」の項目を「許可しない」にして「更新」ボタンを押せば完了です。

さいごに
「コメント欄」は「交流の場」として便利ではあるのですが、無駄な時間を奪われてしょうがない機能でもあるんですよね。無駄なコメントを削除したり、対策をしたりと。
だったら、同じようなコメントがあったとしても SNS や問い合わせからなら痛くも痒くもないですからね。
ユーザーとの交流を図りたいという場合には、コメント欄を活用するより SNS の方が今の時代は便利です。不要だと思ったら、サクッと非表示設定にしてしまいましょう。