マーケティング担当の人にとっては非常に大切な「統計データ」なんすが、WEBサイトを作る人やアフィリエイトなどをやる人にも知っておきたい部分。
世の中の人がどんなブラウザを使って、どの検索エンジンで記事を探して、その情報をどのSNSを使って拡散しているのかの動向を知るコトができます。
それでは、日本や世界の「統計データ」を無料で簡単に確認できる「statcounter」というサイトを紹介しましょう。
もくじ
- 世界中の統計データが見られる statcounter
- Browser Market Share – ブラウザの利用率
- Search Engine Market Share – 検索エンジンの利用率
- Os Market Share – OSの利用率
- Screen Resolution Stats – 画面の大きさの利用率
- Social Media Stats – SNSの利用率
- Device Vendor Market Share – デバイスの利用率
- Mobile vs Tablet vs Desktop – スマホとタブレットとPCの利用率
- Browser Version Market Share – ブラウザのバージョン別の利用率
- Search Engine Host – 検索エンジンのホストの利用率
- statcounter のデメリット
世界中の統計データが見られる statcounter
世界中の人がどのブラウザやSNSを使っているか、そんな統計データを確認できる「statcounter」。世界全体のデータやもちろん、日本だけに絞って統計データを確認することもできます。

2009年4月からデータを公開しているので、その間の年間過去データも確認が可能。ブラウザやSNSがどのように推移してきたのかを視覚的にも見るコトができます。
「statcounter」で確認できる統計データは、以下の通り。
- Browser Market Share
- Search Engine Share
- Os Market Share
- Screen Resolution Stats
- Social Media Stats
- Device Vendor Market Share
- Mobile vs Tablet vs Desktop
- Browser Version Market Share
- Search Engine Host

「Browser Market Share」では、ブラウザの利用率を確認するコトができます。ここでは、バージョンなどは抜きにして全体的なブラウザのデータですね。
2012年のデータを見ていると、この年を境に IE と Chrome が逆転して、それ以降は Chrome の一人勝ちな状態が分かります。
「Search Engine Market Share」では、検索エンジンの利用率を確認するコトができます。
世界と日本のデータを比べてみると面白いのですが、世界では Google が大半を占めているところ、日本おいては Yahoo! の利用率が異常に高いことも分かります。
「Os Market Share」では、OSの利用率を確認するコトができます。ただ、細かい OS に関しては 「Unknown(分からない)」というカテゴリーに押し込まれています。
OS の利用率を見てみると、やはり Windows と iOS の利用者が多いコトが分かりますね。
Screen Resolution Stats – 画面の大きさの利用率
「Screen Resolution Stats」では、どんな画面の大きさで世の中の人はネットを利用しているのかを確認するコトができます。
ただ、ここのデータは「Other(その他)」が3割も占めているので、それだけ画面の大きさの種類があるってコトなんでしょうね。
Social Media Stats – SNSの利用率
「Social Media Stats」では、SNS(ソーシャルメディア)の利用率を確認するコトができます。
人がどのような SNS を使っているのかを知るコトができるので、マーケッターにとってははかなり興味深いデータを見るコトができるはずです。
「Device Vendor Market Share」では、デバイスの利用率を確認するコトができます。
デバイスの利用率ともなると、実際にデータを参考にするような人はかなり限られてしまうと思いますけどね。
Mobile vs Tablet vs Desktop – スマホとタブレットとPCの利用率
「Mobile vs Tablet vs Desktop」では、スマホとタブレットとPCが使われている割合を確認するコトができます。
他のデータと比べると、対象が3つだけなのでかなり分かりやすいですね。
「Browser Version Market Share」では、ブラウザのバージョン別による利用率を確認するコトができます。
ここまで来てしまうと、プログラマーくらいしか必要のないデータになりそうですね。
Search Engine Host – 検索エンジンのホストの利用率
「Search Engine Host」では、検索エンジンのホストの利用率を確認するコトができます。
とはいえ、ほとんどが結局 Google なんですけどね。でもよく見てみると、日本国内においてホストがタイや香港のものがあるのも興味深いです。
statcounter のデメリット
「statcounter」は無料で日本や世界の利用率を確認するコトができるのですが、いくつかデメリットもあります。
データが割合でしかない
「statcounter」で表示される割合は、あくまで「利用率」。割合であって、利用者数はわからないんですね。
そのため、割合が増えたと思っても単純に競合の利用者が減っただけかもしれないという点です。
データはページビューでの計測
「statcounter」のデータはページビューでの計測となっているため、ユーザー数を示すデータではないんですね。
ブラウザや SNS が利用されているかのデータであって、どれくらいの人数が使っているかというわけではないんです。
そのため、商品を販売するためというより、どちらかというと広告などをどこに打ち出すかという対策として使うのに適していると思います。
ここで「statcounter」データの信ぴょう性を疑う人もいますが、他のサービスのデータと違うのは取り方が違うだけで、信ぴょう性については問題ないと思います。
さいごに
「statcounter」で統計データを見ていると、数字とグラフとはいえ人が何に興味を持ち始めたのかなどが分かってかなり面白いです。
マーケッターではなくても、過去のデータを見てみると「ここで利用者が増えてる」「ここで逆転した」といった興味深い結果が見られると思いますよ。