Google アドセンスの管理画面を開くとよく通知が届いているんですが、今回はこんなのが届いていました。
[box class="box3"]
Google の sellers.json ファイルに販売者情報を公開することをおすすめします。[アカウント設定] ページで、現在の公開設定のステータスをご確認ください。
[/box]
[say]まーた、変な通知が来よったわー。[/say]
と思ったので、今回はこの内容で解説します。
この記事で分かること
[box class="box3"]
- sellers.json をざっくりと解説
- 販売者情報を公開する手順
[/box]
それでは、参りましょう。
Google の sellers.json とは
以前に「ads.txt」に関する通知を受け取ったことがある人なら話は早いのですが、今回はあれの進化版といった感じになります。
「ads.txt」については ads.txt ファイルの問題を修正って?の記事で解説しているので、気になった方は参考にどうぞ。
そして本題ですが、「サイトに表示されている広告は、紛れもなく自分のサイトに表示させている広告ですよ」ということを証明するための対策が「ads.txt」でした。
つまり、自分のサイトに第三者の人が勝手に広告を表示させないためですね。
そして今回の「sellers.json」は、さらに広告に関する情報を透明化するための対策になります。
どんなことを透明化するのかというと、
[box class="box3"]
- 運営者コード(例: pub-1234567890123456)
- 所有者区分
- 販売者名
- ドメイン
[/box]
となっています。
運営者コードはアドセンスのアカウントを作成した時に1人に1つ振られるコードで、アドセンスタグをサイトに貼る時には元々表示されているものになります。
所有者区分は、自分がメインなのか、それとも誰かの代理(ホスト)としてアドセンスを管理しているかになります。
基本的には、「販売者(PUBLISHER)」に区分されます。
そしてこれらの情報を公開することで、「広告主」が広告枠を確認しやすくなるという目的があるそうです。
[say]まあでも、こんなことは覚える必要は全然ないですね。笑[/say]
sellers.json の手続きは無視しても良いのか
結論から言うと、無視しないで手続きをしたほうが良いです。
というのも、ヘルプページ(sellers.json で販売者情報を提供する)でにはこのような記述があります。
情報を透明化しない場合、広告主はお客様の名前を確認できないため、収益に影響する可能性があります。
ということは、アドセンスの収益がちゃんと貰えない可能性があるってことです。
ただ、個人情報を公開するっていうのはちょっと抵抗がありますよね。
「情報公開」と言ってもサイトなどに表示されるわけではなく、あくまで広告主が確認する時にだけ情報を取得できる仕組みになっているようです。
なので、基本的には誰かに知られることはないでしょう。
それでは、「sellers.json」の設定手順を解説していきましょう。
sellers.json の設定手順
「sellers.json」の設定をするには、まずアドセンスにログインしてください。
そして、左側のメニューから「 アカウント」をクリックしてサブメニューを開きます。
すると、おそらく自動的に「設定 > アカウント情報」のページが表示されているはずです。
ページには「運営者コード」などが表示されていて、その下にある「販売者情報の公開設定」という項目で設定変更が必要になります。
設定前は「機密」にチェックが入った状態になっているので、「非機密」にチェックを入れてください。
そして、メインで収益化しているサイトのドメインを入力すれば、どちらも自動で変更が保存されます。
変更後の例
[box class="box3"]
公開設定ステータスを選択してください
機密
非機密
ビジネスのドメイン
bryog.com
[/box]
ドメインの入力では、いくつか注意点があるので気をつけてください。
入力時に気を付けること
[box class="box3"]
- https:// や http:// は含めないこと
- プレフィックスの www. は含めないこと
- サブドメインはそもそも不可
- スラッシュ(/)は含めないこと(例:bryog.com/)
[/box]
[say]アドセンスの画面をキャプチャーすると規約違反になる可能性があるから、手順が文字ばっかりで見にくくてごめんなさいね。[/say]
まとめ:sellers.json の手続きは簡単
以上で、今回通知が届いた Google の sellers.json ファイルに販売者情報を公開する手順を解説しました。
最後にもう1度まとめると、
[box class="box3"]
- sellers.json は販売者の情報を透明化するもの
- 公開しないと収益に影響がする可能性大
- アカウント情報のページで「非機密」にするだけ
[/box]
でした。
sellers.json って何なのかなんて、Web 広告担当者とかじゃない限りは全く覚えておく必要はないです。
ただ、ブロガーや Youtuber にとっては収益に影響してくる部分になるので、よっぽどの理由がない限りは「非機密」にしましょう。
[say]設定も ads.txt の時のように大変ではないので、サクッと設定をしておきましょう![/say]